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【労務用語解説】ワーケーションとは??

 

こんにちは!
福田社会保険労務士事務所、代表の福田です!

本日のテーマは、最近話題となっている「ワーケーション」についてお話したいと思います。

 

スタッフM子
スタッフM子
 
ワーケーションって
旅行先でお仕事することですよね!?

 

 
やはりご存知でしたね!
よく話題になってますよね!
社労士 福田
社労士 福田

 

働き方改革の促進や新型コロナウイルス拡大の影響でリモートワーク導入が増えたことにより、「ワーケーション」という働き方が注目を集めています。

この「ワーケーション」とは、「ワーク(労働)」と「バケーション(休暇)」を合わせた造語で、たとえば自宅以外の場所、観光地や帰省などの休暇先でリモートワークを行うことをいいます。

 

ワーケーションは大きくこちらの2種類に分けることができます。


① 休暇型ワーケーション
⇒ 休暇型ワーケーションは、休暇が主目的である点が特徴で、福利厚生の一環として取り入れられることが多くなっています。
年5日の有給休暇の時季指定が義務付けられたこともあり、従業員の有休取得と組み合わせて、観光地などに長期滞在してテレワークを行う、といった働き方が挙げられます。

 

② 業務型ワーケーション
⇒ 業務型ワーケーションは、業務主体のワーケーションのことで、地域関係者と交流し地域課題の解決することを目的としたり、合宿のような形式で議論やグループワークなどを行う、といった働き方が挙げられます。


 

スタッフM子
スタッフM子
 
なるほどー、こういう
パターンがあるんですね!
でもこういう働き方って
業種が限られませんか?

 

 
私もそれは課題だと
思っています。
例えば接客業などでは
難しいですよねー。
社労士 福田
社労士 福田

 

では、ワーケーションのメリットとデメリットについて見ていきたいと思います。

 

まず、メリットとしては、以下の点が考えられます。


・働きやすい企業であるというアピールにつながる
⇒ ワーケーションを導入している企業はまだ少ないため、人事採用におけるアピールポイントに繋がります。

 

従業員満足度が上がる
⇒ 仕事をしながら休暇も取れるため、リフレッシュにつながるだけでなく、特に企画のような職種には良いアイデアが浮かぶといった業務面でのメリットもあります。

 

・有給取得率が向上する
⇒ 有給取得率が向上しない要因として、業務に追われて有給を取得できないというパターンが大半かと思いますが、ワーケーションであれば業務も行えるため取得率を向上させることができます。


 

 

では、続いてデメリットについて見ていきます。


・職種によってはオフィスでないと業務ができない
⇒ 先ほども申し上げた通り、例えば接客業のようなお店でしか働けないような職種には導入が難しい場合が多いです。
視察旅行のようなパターンでの導入も考えられなくはありませんが、そもそも人員不足の企業が多いかと思われますので、それもなかなか難しいでしょう。

 

・仕事とプライベートの境目をつけにくい
⇒ 旅行先で仕事をする気にならないという意見もあるでしょうし、そもそも自己管理で仕事とプライベートのメリハリをつけるのが難しいといったタイプの方には、マイナスな方向に働いてしまうこともあるでしょう。

 

・環境が整っていなかったり、リモートワークが苦手な人には不向き
⇒ ワーケーションは基本的にリモートワークで行うため、リモートワークの環境が必要になります。
また、会社に出勤しないと仕事モードにならないという人や、遠隔で仕事をするリモートワークスタイルが苦手な人にとっては、ストレスに感じてしまうことでしょう。


 

このように、もちろんデメリットもありますが、企業と従業員の双方にとっての大きなメリットもあります。

導入は簡単ではないかと思いますが、話題にもなっていることですし、少ない日数からでも検討されてみてはいかがでしょうか?

 

スタッフ M子
スタッフ M子
 
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