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【労務問題】話題のニュースに学ぶ ~新卒者の採用に関する調査結果~

 

こんにちは!
福田社会保険労務士事務所、代表の福田です!

本日のテーマは、先日「東京商工会議所」より発表された、「新卒者の採用・選考活動動向に関する調査」から、2023年の新卒採用の現状についてお話したいと思います。

 

 
僕も昨年は就活生でしたが、とても大変でしたぁ。。

 

 
初めての就職活動は、不安と緊張でとても大変ですよねー。
社労士 福田
社労士 福田

 

2022929日(木)~107日(金)の期間において、219社が回答を行ったこちらの調査では、以下のような結果が得られています。


2023年新卒採用の計画人数に対する充足率

  ⇒ 計画以上の内々定者数を確保している企業は12.4%

  ⇒ 充足率が50%未満の企業が36.9%内々定者がいない企業が11.5%


このデータから、企業が新卒採用に苦戦している様子がうかがえます

 

更にデータを見ていくと、会社説明会リアル)」エントリー数選考応募者数内定者数それぞれの参加人数に関して減少回答した企業がいずれも4割台となっており、これらの参加人数の減少が採用に苦戦する原因であると考えられます。

 

新人人事部 S郎
新人人事部 S郎
 
そもそも選考対象となる就活生が少ないと、採用人数に影響が出てしまいますよねー。

 

 
そうですね、少子化の影響もありますが、新卒採用は今後も難しくなりそうですね。
社労士 福田
社労士 福田

 

他のデータも見てみると、インターンシップ職場体験の参加人数に関しては38.1企業が増加と回答しています。

これは、どんな会社なのか実際に体験してみたいと思う就活生が多くいるということですので、こういった積極的な学生をいかに会社説明会やエントリーへと繋げていくかがポイントとなりますね!

例えば、同じ世代の先輩社員との積極的な交流機会などがあると、就職してからのイメージも付きやすく効果的かもしれません。

 

有為な人材の確保・定着に向けた取組として、8割前後の企業が処遇面の充実(初任給の引上げ、全社員を対象とした賃上げ、賞与・手当の引上げ、福利厚生の充実)に努めているという記述もありますが、以前ご案内した統計データにもあったように、現在の若年層は処遇面だけでなく、働きやすさも重要視している傾向がありますので、そういった部分についてアピールポイントがあると、その後のアクションに繋がりやすいのではと思います。

 

私がこれまで見てきた会社において、若年層に響いているなと感じた事例としては、以下のようなものがあります。


ワークライフバランスを重視している。

社員教育(専門技術の習得)に力を入れている。

・ テレワーク制度がある。

・ 育休、産休などの制度が整っている。


 

新人人事部 S郎
新人人事部 S郎
 
そうです!僕もこういうところを重視して、今の会社に就職することを決めました!

 

 
もちろん待遇面も大切ですが、
働き方が多様化している今、
働く環境もとても大切ですよね!
社労士 福田
社労士 福田

 

この調査は新卒採用に関するデータでしたが、この結果は中途採用にも通じる点が多々あるかと思います。

今後の採用について検討される際には、参考にされてみてはいかがでしょうか?

 

詳しいデータは東京商工会議所のこちらのページをご覧ください。

東京商工会議所:新卒者の採用・選考活動動向に関する調査について

 

スタッフ M子
スタッフ M子
 
労務でご相談などがございましたら、ぜひ当事務所までご連絡くださいね!

 

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