こんにちは!
福田社会保険労務士事務所、代表の福田です!
本日のテーマは、先日、文部科学省が発表した統計データから考える、労務問題についてお話したいと思います。
統計データは人事にも役立つ情報が多いんです!
文部科学省が令和4年9月28日に発表した「第 20 回 21 世紀出生児縦断調査」の中に、これからの採用に役立ちそうなデータがありました。
第20回21世紀出生児縦断調査(平成 13 年出生児):文部科学省
今回の調査対象は、2001 年(平成 13 年)に出生した子供のうち、1 月 10 日~17 日の間に出生した子(1月生)及び7月 10 日~17 日の間に出生した子(7月生)とその保護者、つまりこれから社会で活躍していく20 歳の人達が対象となっています。
この調査の中で、特に興味深かったのは、
「就職先を決めるにあたって重視していること」
という項目です。
就職先を決めるにあたって最も重視していることは、男女ともに、大学や高等専門学校では
「給与や賞与が高い」
です。
その他に重視されているのは、こちらです。
「自分のやりたい仕事ができる」
「職場の雰囲気が良さそう」
「正社員として働ける」
「学校で学んだ知識や技術を活かせる」
また、女子は、男子に比べて「職場の雰囲気が良さそう」と回答する割合が、非常に高くなっています。
給料以外にも、仕事のやりがいが重視されているんですね~!
また、「学校種別働くことに関する意見」のデータを見ても、「働くことで自己実現できる」や「自分の知識や技能を活用する手段である」に「そう思う」という回答が多いことからも、仕事へのやりがいという部分が重視されていることが伺えます。
これから新卒採用や若い世代の採用をお考えの会社様においては、参考になるデータではないでしょうか。